描くことへの執着と透徹した精神性が滲み出た写実作品。高島野十郎作の「蝋燭」「からすうり」

高島野十郎(1890〜1975年)の作品をご紹介します。【「蝋燭」の画家】という愛称が付けられるほど高島の「蝋燭」という作品は有名です。

この火のともった蝋燭はずっと見ていたくなる、高島氏の心が投影されているような、生命の灯火に似た作品です。画壇とも一切関わらず「俗世」で「世捨て」を貫き、修行をするように絵を描きました。隠者のような孤高の人生を送ったそうです。

没後に、NHKのテレビ番組「日曜美術館」や展覧会が多く開かれ徐々に脚光を浴びるようになりました。

高島野十郎 wiki






この「蝋燭」は「気に入らなければ焚き付けに」と、高島が菓子折り代わりに周囲に配っていたとされる連作です。






こちらは「からすうり」という作品です。







高島野十郎画集―作品と遺稿

高島野十郎画集―作品と遺稿
高島野十郎画集―作品と遺稿

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