自然を愛した画家・色彩の魔術師フンデルトヴァッサーの絵画世界

こちらはオーストリアの画家、建築家のフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー(Friedensreich Regentag Dunkelbunt Hundertwasser)(1928〜2000年)の絵画作品です。大阪にある大阪市環境局舞洲工場でご存知の方も多いはずです。

直線を一切使わず、曲線だけ使って螺旋や渦巻き、樹木の年輪のような線の重なりを描いています。直線のことをフンデルトヴァッサーは以下のように言っています。

「自然の中に唯一存在しないものが直線である。社会や文化が存在しないこの直線に基づいているとすれば、やがてすべては崩壊するだろう」 wiki

自然を愛したフンデルトヴァッサーは、自然への回帰を唱え、自然との共生をテーマにした作品を多く残しています。
絵画だけでなく、多くの建築物も冒頭の大阪市環境局舞洲工場や、ウィーンにある公共住宅フンデルトヴァッサー・ハウス、聖バーバラ教会など、絵画がそのまま建築になったような建築物で、絵画作品もそうですが奇抜な色彩と風変わりなフォルムは一度見たら忘れられないインパクトがあります。











こちらはオーストリアはウィーンにある1986年に建設された「フンデルトヴァッサー・ハウス」です。徹底的に直線を排除し、また自然との共生を謳う彼の思想が分かりますね。

こちらが大阪市環境局舞洲工場です。






フンデルトヴァッサー NBS-J (タッシェン・ニュー・ベーシックアート・シリーズ)

 
 

フンデルトヴァッサー建築 (ジャンボシリーズ)
フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー
タッシェン

 

2013年6月24日に投稿された記事を再編集しています。

この記事に興味のある方はこちらもオススメです

今なお衝撃的。イマジネーションと情念の世界、メキシコの女性画家フリーダ・カーロの作品【10選】... メキシコを代表する画家、フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)さんの作品を特にインパクトが強い作品を集めていたいと思います。フリーダ・カーロといえば、特徴ある自画像を思い出す方が多いと思いますが、生涯200点以上の作品を残し半分以上が自画像だったそうです。 絵を描くようになったのは父親の影...
懐かしさ漂う奇妙な世界。虎をモチーフにした絵画など多彩に活躍したタイガー立石... 立石大河亞、タイガー立石(TATEISHI Tiger)(1941-1998)は名前にも「タイガー」、「大河亞」と入っていたり、画集もそれにちなんで「TRA(トラ)」と名付けるなど、生涯を通して虎を描き続けました。 描かれたのはただの虎ではなく、紐になった形態やロボットのような一風変わったシュ...
【6選】繊細緻密な絵画の世界。奇跡のリアリズムとも言うべき日本の写実画家達の作品... 日本の写実画家の作品をご紹介します。当サイトではスーパーリアリズム、フォトリアリズムを多く紹介してきましたが、こちらも同様にリアルに描かれていますが、写真を用いて対象を克明に描写するフォトリアリズムとは違い、画家自身がモチーフ、女性や対象と向き合いそれぞれの解釈で描いています。 描かれた画面か...
【多重人格者】約20の人格が存在する解離性同一性障害者の女性が描く絵... イギリスのKim Noble(キム・ノーブル)(1960年生まれ)は解離性同一性障害(DID)を患っています。俗にいう多重人格障害です。それぞれの人格の独立性がとても強く、過去に類似例がないほど、重度の解離性同一性障害です。小説や映画で扱われることがよくあるので、ご存知の方も多いはず。 Kim...
空飛ぶ蒸気機関車に単眼の奇怪なセーラー服少女。画家・中村宏の代表作「円環列車」... 画家・中村宏の代表作と言える「円環列車・A-望遠鏡列車」、「円環列車・B-飛行する蒸気機関車」をご紹介します。これらの作品は1968、1968年に描かれた作品です。 構図やモチーフ、タイトル、どの要素を取っても不可解で不思議な絵です。この妖怪のようなセーラー服の少女達はどこに向かっているのでし...
包帯を巻いた痛々しい子供達。超リアルでシリアスな光景を描いたゴットフリート・ヘルンヴァインの絵画作品... アイルランドとロサンゼルスの両方を拠点として活動しているオーストリア系アイルランド人の画家、写真家のGottfried Helnwein(ゴットフリート・ヘルンヴァイン)の絵画作品をご紹介。 彼の作品の中でも傷ついた包帯を頭部や手首全体に巻きつけた少女の作品は代表作とも言えるほど有名です。苦し...


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る