志村立美

美人画の名手。日本画家・志村立美の描く艶やかな美女たち


こちらは群馬県高崎市出身の日本画家・志村立美(しむらたつみ)(1907〜1980)の作品です。連載小説の挿絵を多く手がけた岩田専太郎と並ぶ昭和を代表する挿絵画家です。

初期は挿絵画家として活躍し、美人画を制作し始めたのは晩年になってからです。志村立美の晩年に描いた美人画は非常に評価が高く点数も少ないため貴重なものとなっています。

切れ長の目に発光するかのような白く美しい肌が日本人特有の妖艶さと思わせますね。凛とした表情は女性らしい強さと品を放っています。仕草や顔の向き、視線が徹底的に研究されているのがわかります。

張り詰めた緊張感が心地良いですね。1907年群馬県高崎市で生まれ、1980年にお亡くなりになられています。享年73歳でした。

志村立美
















 
 
 

2013年7月23日に投稿された記事を再編集しています。

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