空飛ぶ蒸気機関車に単眼の奇怪なセーラー服少女。画家・中村宏の代表作「円環列車」

画家・中村宏の代表作と言える「円環列車・A-望遠鏡列車」、「円環列車・B-飛行する蒸気機関車」をご紹介します。これらの作品は1968、1968年に描かれた作品です。

構図やモチーフ、タイトル、どの要素を取っても不可解で不思議な絵です。この妖怪のようなセーラー服の少女達はどこに向かっているのでしょうか。AとBの関連性などがとても気になる作品です。

とてもフェティッシュで幻想的な世界観が「円環列車」の連作で観ることができます。






「円環列車・A-望遠鏡列車」 1968年 国立東京都現代美術館蔵

「円環列車・B-飛行する蒸気機関車」1969年 東京国立近代美術館蔵






2007年には東京都現代美術館と名古屋市美術館での大規模な回顧展、中村宏「図画事件1953-2007」も開催されましたね。この作品以外に1950年代は政治的・社会的な事件や事象を取材して「ルポルタージュ絵画」を描いています。「図画蜂起1955‐2000」という作品集が非常におすすめです。






中村宏

絵画者―1957‐2002
絵画者―1957‐2002

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