一筆の緊張感。無駄なものをすべて排除した余白の芸術


李禹煥(リ・ウーファン)さんの絵画作品をご紹介します。李禹煥さんは1960年代末に始まった日本の現代美術の「もの派」という大きな動向の一員として有名で現在ヨーロッパを中心に活動している国際的評価の高い美術家です。

ここでは特に一筆で成立している絵画作品を中心にご紹介します。画面に引かれた一筋の筆後が作品になっています。グラデーションや一筋の形態、シンプルですが、力強い作品です。簡単に描かれているのかと思いきや、実際の作品を見ると張りつめた緊張感には驚かされてしまいます。

「もの派」とは・・・

「具体」と並ぶ戦後の日本美術史の重要動向。主に木や石などの自然素材、紙や鉄材などニュートラルな素材をほぼ未加工のまま提示することで主体と客体の分け隔てから自由に「もの」との関係を探ろうと試みた一連の作家を指す。

artscapeより引用

2010年には安藤忠雄さんとコラボした香川県の直島町にある個人美術館、李禹煥美術館もオープンしましたね。






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こちらが李禹煥(リ・ウーファン)さんです。
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制作風景です。
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余白の芸術

出会いを求めて――現代美術の始源【新版】

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