【押さえておくべき名作・23選】過去200年で歴史を揺るがした衝撃的で革新的な芸術作品






12.「消去されたデ・クーニングのドローイング」ロバート·ラウシェンバーグ(制作年:1953年)
ネオダダのアーティスト・ロバート・ラウシェンバーグの新しいアプローチ方法として有名です。現代芸術の巨匠ウィレム・デ・クーニングにこの作品の経緯を説明しドローイング作品を提供してもらい「消した」作品です。コンセプチュアル・アートのルーツとしても知られる作品です。

13.「3つのフラグ」ジャスパー·ジョーンズ(制作年:1958)
ジャスパー·ジョーンズは上記のロバート・ラウシェンバーグと同じアメリカにおけるネオダダやポップ・アートの先駆者。この「3つのフラグ」で「ポップ」と「ミニマル」を融合した新しいスタイルを開拓しました。

14.「The Store」クレス・オルデンバーグ(制作年:1961年)
ポップ・アートのアーティスト1人。日常のありふれた物を超巨大した立体作品、巨大なハンバーグや自動車の車体や衣服などを布で作った「柔らかい彫刻」が有名です。「The Store」はアパートの部屋を自分の作品を販売するスペースとしてたパフォーマンスです。

15.「キャンベルスープ缶」アンディ・ウォーホル(制作年:1962年)
アンディ・ウォーホルはアメリカのポップアートの代表的アーティストですね。アートに詳しくなくてもこのキャンベル缶の作品を知る人は多いと思います。それほど世の中に出回ったウォーホル作品。33歳の時の作品です。アメリカ大衆文化を象徴するような身近にあったモチーフをシルクスクリーンで大量生産します。

16.「アンタイトルズ・フィルム・スティール」シンディ·シャーマン(1977-1980)
この作品は彼女の代表作とも言えるコスチュームを着けた自分を映画のスチールのように撮影したセルフ・ポートレイト作品がとても有名ですね。こちらは彼女を一躍有名にした室内で撮影されたモノクロの写真シリーズ「アンタイトルズ・フィルム・スティール」です。マリリン・モンローやソフィア・ローレンを演じて撮影されています。その後もこのシリーズは制作されます。

17.ニューヨーク市の地下鉄の落書き キース·ヘリング(制作年:1980年代初期、1970年代後半)
ストリートアートの先駆者。1980年初め頃に「サブウェイ・ドローイング」という地下鉄構内で使用されていない広告掲示板に黒い紙を張り、その上にチョークで絵を描いたストリートアートで評判になりました。アメリカの男性向けの月刊雑誌「Penthouse」の横に描かれたドローイングです。






18.「ローデン・クレーター」ジェームズ・タレル(1979年-現在)
彼の最大の作品でライフワーク「ローデン·クレーター」アリゾナ州北部の死火山の噴火口とその周囲を天文台につくり変える最大のランドアート。

19.「I Shop Therefore I Am」バーバラ・クルーガー(1987)
デザイナーからアーティストに転身したアメリカのコンセプチュアル・アーティスト。メッセージ性の強いビジュアルで大量消費社会、政治権力、性差別をテーマにしたアイロニカルな作品を発表しました。「I Shop Therefore I Am」=「我買う、ゆえに我あり」

20.「The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living」ダミアン·ハースト(1991年)
サーチ・ギャラリーでの個展で公開された体長4メートルのイタチザメを1尾まるごとホルマリン漬けにしたこの作品「The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living」で一躍有名になります。価格は約13億3,000万円。90年代美術市場を一変させたヤング·ブリティッシュ·アーティスト(YBA)の意欲作です。

21.「Study of Perspective」アイ·ウェイウェイ(1995年-現在)
世界の象徴的建造物に中指を立てる「Study of Perspective」という作品。とても彼らしい反骨精神溢れる作品シリーズです。関連:艾未未の反骨精神を描いたドキュメンタリー映画「アイ・ウェイウェイは謝らない」が11月より公開

22.「ラインII」アンドレアス·グルスキー(1999年)
写真作品では過去最高額約3億3300万円の価格が付いたことでも有名なこの作品。シリーズは全てで6点でうち4点はすでに有名美術館に所蔵されオークション時にはとても貴重な作品とされ本来の価値以上に値段が跳ね上がったそうです。
え?これが?と驚きのシンプルな写真ですが自転車や人物などがデジタル加工によって消されています。オークションハウスはこの作品について「21世紀における人間と自然の関係性の劇的で深遠な反映を写し取った作品だ」と説明したそうですよ。

23.マリーナ·アブラモヴィッチ(2010)によって「The Artist is Present」
こちらは2010年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)でマリーナ・アブラモヴィッチの展覧会「The Artist is Present」が行われた際のパフォーマンスです。このパフォーマンスは観客の1人と言葉を交わさず、ずっと見つめ合うだけでという変わったパフォーマンスアートでした。しかも会期中毎日開館から閉館まで3ヶ月間、計750時間という時間をマリーナ・アブラモヴィッチは観客と見つめ合いました。

北斎は?クリスチャン・マークレーは?バンクシーは?と色々言いたくはなりますが、これらの作品が歴史上とても重要なことに間違いはないようです。

Business Insider






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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
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2014年4月23日に投稿された記事を再編集しています。

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