映画化する予定だった宮崎駿監督による「長くつ下のピッピ」の未発表コンセプトアート

スタジオジブリ設立以前の1971年、宮崎駿監督と高畑勲監督はスウェーデンのアストリッド・リンドグレーンが書いた童話「長くつ下のピッピ」を映画化しようと試みたそうです。

1971年は「パンダコパンダ」の前年であり、「どうぶつ宝島」ではアイデア構成、「アリババと40匹の盗賊」では原画担当として携わった年でした。こちらは海外のサイトで公開されていた、その際に描いたとされる未発表コンセプトアートです。

「長くつ下のピッピ」は1945年に第1巻が刊行され、スウェーデンを代表すると言っても過言ではない児童文学作品ですね。シリーズとしては「ピッピ船に乗る」、「ピッピ南の島へ」があり、世界各国で長く愛されている児童書なので、ご存知の方も多いと思います。

テレビアニメ化を構想し、演出を高畑勲監督、場面設計・宮崎駿監督、キャラクターデザインを「風の谷のナウシカ」や「火垂るの墓」の原画を担当した小田部羊一が担当する予定でした。

実際、アストリッド・リンドグレーンに会ってテレビアニメ化する打ち合わせなどをしたそうですが結果、許可が下りなかったそうです。残念ですね。これまでの宮崎駿監督作品を観ると、原作として「長くつ下のピッピ」との相性がかなり良さげな気がしますね。






岩波書店から「幻の『長くつ下のピッピ』」という高畑勲監督による字コンテや宮崎駿監督が描いたイメージボード、小田部羊一のキャラクターデザインを収録した書籍も出版されていますので、詳しく知りたい方はそちらをお勧めします。

幻の「長くつ下のピッピ」

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2016年7月18日に投稿された記事を再編集しています。

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