拡張し変容するイメージ。レコードジャケットを重ね合わせ独自のビジュアルを作り出した芸術作品


こちらは現代アーティスト、Christian Marclay(クリスチャン・マークレー)の作品です。

Christian Marclayと言えば、映画の中から時計の時間が表示されているシーンだけをつなぎ合わせる24時間の映像作品「The Clock」や音楽関連の作品が多く、自らをレコードプレイヤーと名乗り、ターンテーブルのパイオニアで現代音楽家としての顔もありますね。

こちらの作品は様々なレコードのジャケットワークをつなぎ合わせ独自のイメージを作り出しています。ビジュアルを混ぜることも面白いのですが知っているアルバムの曲が脳内でミックスされるかのような錯覚に陥りますね。











こちらが「The Clock」という映像作品です。全篇ではないですが、この映像作品の面白さがよく分かるとおもいます。実際24時間も見ることはできませんからね(笑)この作品はヴェネツィア・ビエンナーレにも出品され金獅子賞と取っています。

2年間かけて制作されたこの作品は、作品中に現れる時間と現実の時間がまったく同時に進むように上映が行われるため、観客はつなぎ合わされた物語の断片を見ながら同時に現実の時間について常に意識することとなる。時計の画像を見ながら、映画の中で時がどのように使われているのか、映画というファンタジーを作り上げる脚本の中で時間や時間の経過にどのような役割があるのかといった映画における「時間」の考察ともなっている。

続き→クリスチャン・マークレー インタビュー






 
 
 

2014年1月15日に投稿された記事を再編集しています。

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