【神は細部に宿る】クリムト作品の丹念に装飾されたディティールが素晴らしい

帝政オーストリアの画家グスタフ・クリムトは19世紀末から20世紀かけて活躍した象徴主義を代表する画家の1人です。金箔を使い豪華で装飾性ある豊かな画面と人物の写実的な描写を巧みに構成した絵画はあまりに有名で、ロマンティックでエロスを感じさせる画風です。

今回はそのクリムト作品の細部画像をご紹介。金箔を使った細部、線や形を強調する為に絵の具が盛り上げてあります。

本物を見たことがない方は新鮮かもしれないですね。ライティングや色のばらつきはあるのですが、装飾に対する執念や情熱といったものが細部から溢れ出ています。装飾家として名声を得ていたクリムトだけあって技術力も素晴らしいですね。


gustav klimt collection






クリムトの代表作の1つ「接吻」(1908年)。オーストリア、ウィーンのベルベデーレ宮殿、オーストリアギャラリーに所蔵されています。クリムト本人と恋人であるエミーリエ・フレーゲがモデルとされています。

「接吻」(1908年)の細部です。
接吻細部1

接吻細部2






こちらも有名な作品ですね。「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」(1907年) 3年の歳月を経て描かれた作品。2006年当時最高値の156億円で落札された作品です。
モデルとなっているのはウィーンの銀行家で実業家のフェルディナント・ブロッホ=バウアーの妻。フェルディナント・ブロッホ=バウアーから依頼を受け制作されています。
アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像

細部

水蛇 1(1904-1907年)

母と子(1905年)






グスタフ・クリムトグスタフ・クリムト
アレッサンドラ・コミーニ,グスタフ・クリムト,千足 伸行

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2014年2月1日に投稿された記事を再編集しています。

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