目を背けたくなる生々しい惨状。日本画家・丸木位里が妻・俊と共に描いた「原爆の図」

日本画家・丸木位里(1901〜1995年)が妻・丸木俊と共に描いた「原爆の図」をご紹介します。

「原爆の図」は第1部「幽霊」、第2部「火」、第3部「水」、第4部「虹」、第5部「少年少女」で構成されており、上記写真は第2部「火」の細部です。真っ黒こげになって彷徨う人々や、火だるまになって転げる人々、山積みになった死体。悲鳴が聞こえてきそうなほど生々しい惨状が描かれています。

これらの作品は埼玉県東松山市にある丸木美術館で常設展示されています。ご興味のある方はぜひ行ってみて下さい。丸木位里は妻・丸木俊と一緒に1995年にノーベル平和賞にノミネートされています。

原爆の図丸木美術館 / Maruki Gallery For The Hiroshima Panels






丸木位里「原爆の図(第1部 幽霊)」全体

細部

丸木位里「原爆の図(第2部 火)」全体

細部






丸木位里「原爆の図(第3部 水)」全体

細部

丸木位里 第4部「虹」全体

細部

丸木位里 第5部「少年少女」全体

原爆の図-丸木美術館
「原爆の図 丸木美術館」を観た!
被爆者の声
デリーで丸木夫妻の原爆の図を見る

原爆の図―THE HIROSHIMA PANELS
原爆の図―THE HIROSHIMA PANELS
原爆の図―THE HIROSHIMA PANELS

 
 
 

2014年4月21日に投稿された記事を再編集しています。

この記事に興味のある方はこちらもオススメです

【入場無料】河鍋暁斎の展覧会「We love 暁斎」が銀座で開催(11/8〜)... 河鍋暁斎の展覧会「We love 暁斎」が銀座の銀座の画廊、秋華洞(しゅうかどう)で、2019年11月8日(金)〜17日(日)の期間に開催されます。入場無料、期間中無休ですので、この機会にご覧ください。 関連の記事はこちら 【1】奇想の天才絵師・河鍋暁斎の描いた幽霊画 【2】河鍋暁斎の...
【10/12〜】日本画家・栗原永輔の個展「闇の中の光」が孔雀画廊で開催... 10/12(月・祝)〜10/18(日)の期間で日本画家・栗原永輔の個展「闇の中の光」が孔雀画廊にて開催されます。 前回、開催された個展では赤々とした龍たちが黄色い線光は火花のように描かれていました。迫力ある画面と線描がとても印象的でした。 今回は、向日葵がモチーフとなっており、龍の力強さ...
女性の何気ない美しさ。伊勢生まれの女流画家・伊藤小坡の描いた日常生活の中の美人達... 三重県は伊勢生まれの日本画家、伊藤小坡(いとうしょうは)(1877-1968)の作品をご紹介。直下の作品は1916年に描かれた「つづきもの」という作品です。釜や手ぬぐい、新聞、こんなに生活感溢れる環境でありながら細やかな観察眼で繊細でおくゆかしい女性が描かれていることに驚きます。 自身の家族や...
江戸時代の絵師・川原慶賀が描いた人魚... こちらは長崎の絵師、川原慶賀(1786-1860)が描いた「人魚図」という作品です。 川原慶賀は長崎の風俗画や風景画、出島での商館員達の生活等を描いた絵師として知られています。人魚はご存知の通り水中に生息する伝説上の生き物で、西洋だけでなく日本では最古の記録として619年に日本書紀に記されてい...
美人画の名手。日本画家・志村立美の描く艶やかな美女たち... こちらは群馬県高崎市出身の日本画家・志村立美(しむらたつみ)(1907〜1980)の作品です。連載小説の挿絵を多く手がけた岩田専太郎と並ぶ昭和を代表する挿絵画家です。 初期は挿絵画家として活躍し、美人画を制作し始めたのは晩年になってからです。志村立美の晩年に描いた美人画は非常に評価が高く点...
鳩の侍姿が可笑しい。鈴木博雄の日本画作品「長篠鳩合戦豆鉄砲三段撃ち」... こちらは日本画家の鈴木博雄さんの作品「長篠鳩合戦豆鉄砲三段撃ち」(F6,410㎜×318㎜,2015年)です。ご覧の通り、慣用句の「鳩が豆鉄砲を食らう」と「長篠の戦い」での織田軍の三段撃ちをかけたユニークな作品になっています。 構えている銃は火縄銃ではなくもちろん豆鉄砲ですね。 この作品はt...
     

SNSで更新情報を配信中!!