パリを舞台に描かれるヒューマニズム。写真史上に大きな足跡を残したロベール・ドアノーの写真作品

フランスの写真家ロベール・ドアノー(Robert Doisneau)(1912〜1994)の写真をご紹介します。パリの恋人のキスシーンを捉えた作品、ライフ誌に発表した「パリ市庁舎前のキス」があまりにも有名ですね(上の画像)。

パリ中を歩き回り、パリの風景と人々を捉え続けました。何十年も前に撮影された写真のはずなのについ昨日のような新鮮さ、人々の生々しさが描かれています。去年、生誕100年を記念して札幌芸術の森美術館で「パリに恋して」という展覧会が開催されています。定期的に日本でも展覧会が開催されていますね。

写真家ロベール・ドアノーの素敵な言葉も合わせて紹介

写真は創るものではなく、探すものだ。

チャンスは金で買えない。支払わなければならないもの、それは人生だ。多くの時間を費やし、時間を支払ってチャンスを得る。時間を浪費するのではない、時間をかけるのだ。

私は弱さや欠点があるからこそ人間が好きなのだ。私は普通の人々とうまく付き合える。天気の話から始めて、徐々に重要なことに近づいてゆく。写真を撮るときは、拡大鏡で彼らを検査するようにではなく、冷静で科学的な観察者のような心構えで撮影する。そこには兄弟のような親密さがある。決して表舞台に出ることのない人たちに光を当てるなんて、ちょっと素敵じゃないか。

写真を撮るときは、無駄なおしゃべりをするな、メモを取るな、自分を分析するな、そしていかなる質問にも答えるな。






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ロベール・ドアノー (アイコン・シリーズ)
ジャン=クロード・ゴートラン, ロベール・ドアノー, Toshio Miyamoto, Jean-Claude Gaufrand
タッシェン・ジャパン

  

  

 
 
 

2014年2月24日に投稿された記事を再編集しています。

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