強いメッセージ性。象や動物たち鉛筆で描いた絵画作品「Elephants」

アメリカ人アーティストAdonna Khare(アドンナ・クヘア)の作品をご紹介。この作品は「Elephants」というタイトルで「ArtPrize 2012」で展示されたものです。

鉛筆だけで象やオランウータン、コアラや鳥達など様々な動物たちがいきいきと描かれています。一見すると、みんなで肩を寄せ合い、仲良く佇む姿はどこかユーモラスでとても愛らしく感じさせますが、よく見ると、皮膚が縫い合わせてあったり、痛々しい傷が見えたりと細部にさまざまなメッセージが込めれています。

何かに怯えているようにも、お互いを守り合っているようにも見えてとても意味深。この作品は高さ約2.5メートル幅約10メートルの大作。実際、目の当たりにしたら見応えたっぷりのでしょうね。

この作品の他に、Adonna Khare(アドンナ・クヘア)の作品は、ロングビーチ美術館、グランドラピッズ美術館、クリスタルブリッジ美術館などにコレクションされています。






 






「ArtPrize 2012」の展示風景

Adonna Khare Artist






この記事に興味のある方はこちらもオススメです

メメント・モリ。女性たちの背後に忍び寄る「死」を色鉛筆で描いた作品シリーズ... ドクロヘアーという名前が似合いそうな髪型の女性を描いたトロントをベースに活動するアーティストWinnie Truong作品です。 色鉛筆で描かれており、描かれたすべての女性の髪の毛で髑髏を形作られています。色鉛筆の柔らかい印象とは裏腹に不吉なイメージを想起させます。ファッション的な要素というよ...
まるで迷宮。画家・遠藤彰子が大画面に描く幻想的で異空間のような都市... こちらは日本の洋画家遠藤彰子さんの絵画作品です。縦横無尽に広がる都市空間、まるで生き物のようなうねり、空間の歪みを見せています。 人々の顔に落ちるはっきりと描かれた明暗は内面の不安定さを表現しているようにも見え、また、どこか希望を抱いているような表情にも見えます。 遠藤彰子さんは80年代...
【7選】甘くて美味しそう!!ヨダレが出そうなほど超リアルなスイーツを描いた絵画作品まとめ... デザート、お菓子などをモチーフにしたリアルな絵画(フォトリアリズムペインティング)を制作している現代の画家を紹介したいと思います。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); Mary Ellen ...
【トラウマ注意】ジワジワ来る恐怖。ホラー級の女性を描くポーランドの画家の絵... こちらはポーランド ワルシャワ出身の画家Aleksandra Waliszewska(1976-)の絵画作品です。顔の一部が欠けた女性や森の中で彷徨う少女実に不気味ですね。 脳内が何か犯されてゆく感覚を味わえる絵画作品です。精神の異常をきたしているのではないかと疑ってしまうほど強烈なものがあり...
包帯を巻いた痛々しい子供達。超リアルでシリアスな光景を描いたゴットフリート・ヘルンヴァインの絵画作品... アイルランドとロサンゼルスの両方を拠点として活動しているオーストリア系アイルランド人の画家、写真家のGottfried Helnwein(ゴットフリート・ヘルンヴァイン)の絵画作品をご紹介。 彼の作品の中でも傷ついた包帯を頭部や手首全体に巻きつけた少女の作品は代表作とも言えるほど有名です。苦し...
人間の孤独と闇。認知症の老人などをモデルに皺の1本1本まで克明に描いた鉛筆画家・木下晋... 鉛筆画家・木下晋の作品をご紹介します。上の作品「ゴゼ小林ハル像」は瞽女(ごぜ)・小林ハルをモデルにした作品です。 瞽女とは江戸時代から昭和の初めごろまで、三味線を手に有縁の村々を流し歩く目の不自由な女性のことで、小林ハルは102歳で吉川英治文化賞を受賞しており「最後の瞽女」と呼ばれた人物です。...
     

SNSで更新情報を配信中!!