女性の何気ない美しさ。伊勢生まれの女流画家・伊藤小坡の描いた日常生活の中の美人達

三重県は伊勢生まれの日本画家、伊藤小坡(いとうしょうは)(1877-1968)の作品をご紹介。直下の作品は1916年に描かれた「つづきもの」という作品です。釜や手ぬぐい、新聞、こんなに生活感溢れる環境でありながら細やかな観察眼で繊細でおくゆかしい女性が描かれていることに驚きます。

自身の家族や身近な生活がモチーフになっており、大正期の女性達を生活感溢れる姿で描きました。昭和に入ると歴史的題材をモチーフにした作品が多くなります。
伊勢に個人美術館の猿田彦神社小坡美術館がありますのでご興味のある方は行ってみて下さい。






個人的にはこの絵がお気に入りです。






伊藤小坡 wiki
猿田彦神社小坡美術館
品格の中に温もりを感じる画風:《伊藤小坡》の世界

図解 日本画の伝統と継承―素材・模写・修復
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近代日本の画家たち―日本画・洋画美の競演 (別冊太陽 日本のこころ 154)
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2014年4月24日に投稿された記事を再編集しています。

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