「森ブルー」と呼ばれる神秘的な青。エアブラシを使用して描かれた森秀雄の絵画作品

こちらは三重県出身の画家・森秀雄(もりひでお)(1935-2012)の絵画作品です。森秀雄は絵具を霧状に噴射するエアブラシを使って描かれるリアルな絵画シリーズ「偽りの青空」を制作することで有名で、エアブラシ技法の第一人者として知られています。青い空を背景にして彫像や絵画作品などが浮かび上がるような空間が描かれています。

夢の中のような幻想的でイマジネーション豊かな絵画作品ですね。森秀雄は1980年には、新人洋画家の登竜門とされ、画壇の芥川賞とも言われ、第40回まで続いた安井賞で特別賞を受賞、東郷青児美術館大賞、文化庁に作品を買上げられ、1984年には静岡県伊東市にある池田20世紀美術館で2010年には北京の中国美術館で個展が開催されています。






森秀雄 「偽りの青空・蘇えるビィナス」

森秀雄 「偽りの青空-WALK, DON’T WALK」






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安井賞展40年史
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2014年6月24日に投稿された記事を再編集しています。

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