実用性には欠ける!?水風船のようなトロ〜ンな白熱灯


こちらは、オランダを拠点に活動する、Pieke Bergmansというアーティストの作品です。トロリと溶けたような電球の数々・・・この作風が今では彼女のシグニチャースタイルとなり、世界各国のアートフェアやデザインウィークの常連となっています。

大学で様々なデザインを学んだ後、ミラノサローネに出展したりしながら、活動の場を着実に広げていたBergmansのキャリアの転機となったのが、今回ご紹介する「the Light Bulbs」シリーズです。
2008年に発表されたこの作品は、身近なモチーフである白熱球の概念を覆す斬新なデザインと高い評価を受け、彼女の名は瞬く間に世界中へと広まりました。このアイディアの発端は実にシンプルで、熱してドロドロに溶けたガラスに息を吹き込み成形していく、あの伝統的な方法からヒントを得たそうです。ガラスが膨らむ極限まで息を吹き込んでみたりすることで、ガラスそのものがもつ素材の力が誇張され、新しいフォルムに出会えたのです。

壁からだらりと垂れ下ったり、椅子や机にもたれかかっている姿に、もはや過去の「電球」としてのアイデンティティは消え去り、まるで新たに組み込まれたDNAにより変容した生物のようです。重力から解放されたガラスたちがどんな姿で私たちの目の前に姿を現すかは、その時のお楽しみ。これからも、ちょっとグロテスクながらも愛おしいミュータントたちは、私たちを驚かせ続けるのでしょう。 











Pieke Bergmans / Atelier Pieke Bergmans






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