不気味。旧ユーゴスラビア生まれの画家が描いた重厚感ある絵画作品


暗闇から人物の頭部だけが薄らと顔を覗かせています。とても不安な気持ちにさせられる作品群です。どの表情も悲しげで、目の見えない人物もいます。こちらに投げかける視線にこのアーティストはどういう想いを込めたのでしょうか。

こちらは、旧ユーゴスラビア、サラエボ、1975年生まれのMaya Kulenovic(マリア・クレーノヴィッチ)の絵画作品です。アイルランド生まれのイギリス人画家フランシス・ベーコンや、女性報道写真家、戦場カメラマンの草分けのマーガレット・バーク・ホワイト、バロック期を代表する画家レンブラント・ファン・レインなどに深く影響されています。

初期の作品には暴力的な描写が多く、風景を描いた作品もかなり魅力的ですのでオフィシャルサイトでご覧下さい。現在は、カナダのトロントに在住し国際的に活動されています。

Maya Kulenovic






こちらがMaya Kulenovic(マリア・クレーノヴィッチ)ご本人です。

すべての画像を見る






Maya Kulenovic / druk 1: paintings
Maya Kulenovic / druk 1: paintings

この記事に興味のある方はこちらもオススメです

【絵画】新聞紙から女性達が浮き上がってくる不思議な絵... 韓国人アーティストShin-Young Anの作品「Face Series」をご紹介します。Shin-Young Anの絵画作品はキャンバスではなく、油絵具で新聞紙に描いています。 新聞紙の耐久性はキャンバスとは比べものにならないのですが、あえて新聞紙に描くことによって特徴づいた作品になってい...
【多重人格者】約20の人格が存在する解離性同一性障害者の女性が描く絵... イギリスのKim Noble(キム・ノーブル)(1960年生まれ)は解離性同一性障害(DID)を患っています。俗にいう多重人格障害です。それぞれの人格の独立性がとても強く、過去に類似例がないほど、重度の解離性同一性障害です。小説や映画で扱われることがよくあるので、ご存知の方も多いはず。 Kim...
包帯を巻いた痛々しい子供達。超リアルでシリアスな光景を描いたゴットフリート・ヘルンヴァインの絵画作品... アイルランドとロサンゼルスの両方を拠点として活動しているオーストリア系アイルランド人の画家、写真家のGottfried Helnwein(ゴットフリート・ヘルンヴァイン)の絵画作品をご紹介。 彼の作品の中でも傷ついた包帯を頭部や手首全体に巻きつけた少女の作品は代表作とも言えるほど有名です。苦し...
まるで迷宮。画家・遠藤彰子が大画面に描く幻想的で異空間のような都市... こちらは日本の洋画家遠藤彰子さんの絵画作品です。縦横無尽に広がる都市空間、まるで生き物のようなうねり、空間の歪みを見せています。 人々の顔に落ちるはっきりと描かれた明暗は内面の不安定さを表現しているようにも見え、また、どこか希望を抱いているような表情にも見えます。 遠藤彰子さんは80年代...
ギリシア神話のセイレーンに触発された絵画シリーズ「SIRENS」... カナダのアーティストMark Heine(マーク・ハイネ)は、ギリシア神話に登場する海の怪物であるセイレーン(上半身が人間の女性で、下半身は鳥または魚の姿)にインスピレーションを得た油彩画を制作しています。 セイレーンとは、スターバックスのロゴのモチーフにもなっており、海の航路上の岩礁から美し...
静寂と共に漂う不穏な空気。ボロボロのバナナが頭部になった不気味な家族を描いた油彩絵画... Lin Shih Yungの描く世界はコミカルなものではなくどちらかと言えば不気味で不穏で不安になるような負のイメージが覆う作品です。 なぜ頭がバナナ?なぜ痛んでいるの?と謎だらけではありますが、バナナ本人達は意外に少し楽しそうにも見えますね。 克明に描かれておりシュールな要素は現代にお...


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る