怪しいおかっぱ女。宮崎いず美のセルフポートレイトがかなりの中毒性

宮崎いず美(Izumi Miyazaki)さんのセルフポートレイトがとても興味深いです。なんだろうかこのジワジワ来る感じ・・・なんとも不思議な魅力がありますね。日常?精神世界?宮崎いず美が何人も現れたり、独特の表情を浮かべたり、どこか歯車の合わない現実にいるような感覚を覚えますね。

宮崎さんは1994年生まれのアーティストで、2016年に武蔵野美術大学の映像学科を卒業されています。Tumblr上で発信された作品が話題となり、アメリカの「タイム」誌やフランスの「リベラシオン」紙などの海外メディアにも取り上げられたそうです。
日本では京都国際写真祭メインプログラムにも抜擢されました。

シュールな表情になんとも言えない絶妙な長さのおかっぱヘア、どこか感覚をくすぐられているようなアートワークで、今までにあまり見たことがないようなタイプが彗星のように現れ、今後の期待も一段と高まりますよね。

作品がセルフポートレートだったことも、写真集のタイトルが「私と私」であることも非常に気になる要素でした。SNSやTumblrなどのインターネットによる発信が毎日更新されていくことと、宮崎さんの作品が相乗効果となって、日本国内のみならず海外でも話題となった1人と言えそうです。現時点ではまだ20代と若いですが、気鋭という言葉がまさにしっくりくる作家なのではないかと感じました。

写真集「私と私」は青幻舎から刊行されており、Amazonにて購入が可能ですので、この機会に是非宮崎さんの世界観の中に一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

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