昆虫を使った造形作品といえば、「ファーブル昆虫記」の著者である生物学者のひ孫、ヤン・ファーブルがとても有名ですね。
日本にもクワガタやカブトムシ、玉虫、カミキリムシなど様々な昆虫を用いて千手観音像や新田義貞像を制作した方がいます。群馬県に住む稲村米治は1975年、今から約40年前に昆虫約2万匹以上を採取し約5年の制作期間を経てこの「昆虫千手観音像」を制作しました。台座を含め180cmあります。
画像だけでも造形物としての禍々しさや異常な存在感は伝わってきますね。稲村米治さんは1975年以降、昆虫を使った像の制作はしていないそうです。虫が苦手な方はご遠慮ください。
昆虫千手観音
新田義貞像
「昆虫千手観音像」以前の1970年に約5000匹の昆虫で制作された作品です。
ナニコレ珍百景に取材された際の動画もありますのでご覧ください。