コカインやLSDなど。20種類の薬物を毎日使い続けて描いたデザイナーの自画像


芸能人や有名人の覚醒剤による逮捕が話題となり、薬物依存の怖さを身近に感じることが多くなりました。最近逮捕された「電気グルーヴ」のメンバーで俳優のピエール瀧さん、元野球選手の清原和博さん、歌手のASKAさんなどなど、過去を遡れば、あの人も!?こんな人も!?と驚くほど多くの芸能人、有名人の方が逮捕されていますね。

サンフランシスコを拠点に活動するグラフィックデザイナーのBrian Pollettは自身で薬物を使用し、イラストレーションを描くという実験をシリーズ化した作品「Pixel-Pusha’s 20 Day Binge」を発表しました。

このシリーズ20日間、毎日連続で20種類の薬物を使用しイラストを描くという実験です。コカインにLSD、MDMA、アンフェタミンなど有名なドラッグの名もちらほらと出てきますが、一般的には知られていないような名前の薬物も多く登場します。

以前、LSDを投与しながら絵を描いた画家を紹介しましたが、こちらは錯乱状態に陥った生っぽさがない分、薬物が怖いというか、描かれたイラストレーションのクオリティを見ると制作する客観性が失われていないように見えるのが驚きですね。投与した量の記述がないので、ごく少量なのかもしれません。

カラフルな色彩なのでパッと見、綺麗な世界観に見えますが、頭部が心臓になったり、溶け出したり、崩壊する様は異様といえるでしょう。最後、20日目の薬物に注目。

一見、ポップで面白いビジュアルの現代美術作品という印象もあるのですが、そのコンセプトを聞いたら深く考えたくなるような作品です。

薬物を使用した恐ろしさは使用した人にしか分からない世界かもしれませんし、今回のデザイナーが本当に伝えたかった事は、一線を越えてしまったデザイナーが対岸にいる私たちに恐怖のみを突き付けることではなかったような気もしますよね。

今回の作品は薬物を投与することで描画そのものが変化・退行していく作品では寧ろなくて、様々な薬物を投与していくことで自分がおかれた世界観や症状を分かりやすく説明してくれているといった感じでしょうか。

薬物自体が恐ろしいということに違いはないかもしれませんが、薬物を使うと「なぜ」危なくて「どう」いった世界を感じるのか、過程に非常に納得する・説得力がある点では参考になる作品でもありますよね。
海外では薬物のオーバードーズ(過剰摂取)で亡くなるケースは少なくないようで、そのオーバードーズで亡くなった方の中にはプロレスラーやミュージシャン、俳優、女優、モデルなどといった著名人も少なからずいるようです。「たった作品1枚」が「侮れない作品1枚」でもあるようです。






1日目 Butylone (ブチロン)

2日目 GHB (ガンマヒドロキシ酪酸 )

3日目 コデイン

4日目 THC ( テトラヒドロカンナビノール )

5日目 エタノール

6日目 亜酸化窒素

7日目 コカイン

8日目 サイロシビン

9日目 4-HO-MIPT

10日目 ポッパーズ( 亜硝酸アミル3 )






11日目 DMT ( ジメチルトリプタミン )

12日目 エーテル

13日目 25I

14日目 MXE( メトキセタミン )

15日目 MDMA( メチレンジオキシメタンフェタミン )

16日目 アンフェタミン

17日目 メスカリン

18日目 ケタミン

19日目 LSD ( リゼルグ酸ジエチルアミド )

20日目 愛






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2016年2月26日に投稿された記事を再編集しています。

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