富の象徴。豪華な衣装を纏うハルハ族の既婚女性を撮影した貴重な写真


こちらはモンゴルのハルハ族の既婚女性を1900年代初頭に撮影した貴重な写真です。モンゴルのハルハ族は近世モンゴルの一部族で多数派民族であり、モンゴルの8割弱がこのハルハ族によって占められています。

撮影されているのは伝統的な衣装を身に纏ったハルハ族の貴族、既婚女性たちで、盛りに盛ったボリュームある髪とその周りを飾る装飾がとても強烈なインパクトを与えます。また、頭部の装飾だけでなく着ている服の刺繍や首飾りの多さが目立ちます。

これらの過剰とも言える頭部の装飾や衣装は自身の富の象徴として表現されたものです。写真自体はモノクロームではありますが、なぜか色彩が目に浮かんでくるほどの存在感があります。写真の中には一部カラーのものもあります。

「スター・ウォーズ」の「エピソード1 ファントム・メナス」で ナタリー・ポートマンが扮するパドメ・アミダラ、アミダラ女王が着ていた衣装はこのハルハ族の衣装が参考されています。アミダラ女王と言っても多くの衣装が目に浮かびますが、その中でも元老院の正装の衣装で参考にされているようです。

これらの衣装に既視感がある方がいたら、「スター・ウォーズ」がアミダラ女王が原因かも知れません。「ファントム・メナス」を見たことがない方でもアミダラ女王の衣装は一度見たら、忘れられないほど象徴的で印象深いものがあります。






それぞれに特徴があり、ファーのようなものを付けている女性や異常に袖が長い衣装、扇型のような幅の広い形状をした結い方、目の下の丸い模様、肩パッドのフォルムなど、それぞれを観察するととても興味深いです。

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以前ご紹介したロシア在住のアーティストAsya Kozinaさんがモンゴルの民族衣装からインスピレーションを得て、紙で制作したドレスも、とても参考になりますので、合わせてご覧ください。

ダイナミックで精巧!!モンゴルの民族衣装からインスピレーションを得て紙から作られたドレス

アジア・中近東・アフリカの民族衣装 (衣装ビジュアル資料) [単行本]

 
 
 

2016年7月22日に投稿された記事を再編集しています。

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