ギリシア神話のセイレーンに触発された絵画シリーズ「SIRENS」


カナダのアーティストMark Heine(マーク・ハイネ)は、ギリシア神話に登場する海の怪物であるセイレーン(上半身が人間の女性で、下半身は鳥または魚の姿)にインスピレーションを得た油彩画を制作しています。

セイレーンとは、スターバックスのロゴのモチーフにもなっており、海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。歌声に魅惑されて挙げ句セイレーンに喰い殺された船人たちの骨は、島に山をなしたという(wiki)神話で伝えられています。

Mark Heine(マーク・ハイネ)は描く絵画は水中を優雅に泳ぐ人魚、または惑わすような人魚ではなく、ドレスを着た水面下の女性を描いています。より現実的な解釈に基づいて描かれた作品で、描かれている女性は泳いでいるのか溺れているのか、わからない光景もあり、不安を煽る構図でもあります。

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©Mark Heine

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©Mark Heine

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©Mark Heine






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©Mark Heine

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©Mark Heine

水辺にたたずむ姿は美しく、まるでサイレーン(人魚)ようです。神話に登場するサイレーンもこうのような光景から作りだされたのかもしれませんね。
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©Mark Heine

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©Mark Heine






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©Mark Heine

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©Mark Heine

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©Mark Heine

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©Mark Heine






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