エレガントで美しい。水中を舞う金魚の尾ひれに焦点を当てた写真作品


こちらは日本人写真家、岩崎寛さんによる作品です。静岡県に生まれで、香水や時計などのスティルライフを中心に雑誌や広告媒体に数多くの写真を収めている岩崎さん。
その作品はどれも、どこか官能的な繊細さが際立つディレクションとなっています。

今回ご紹介するこの金魚の写真は、海外の様々なメディアに掲載され、そのゆるやかで美しいビジュアルに絶賛の声が上がっています。

黒い背景に浮き上がる金魚は、まるで宇宙を漂っているかのような、静寂とうねりが感じられます。
たゆたうヒレの細やかな筋ひとつひとつが自律し共鳴し、ひとつの音楽作品のようなリズムを感じますよね。繊細なヒレの動きが、肉感のある胴体のふくらみと美しいコントラストを奏で、より鮮やかな流れを描き出しています。

デジタルカメラによる高精度な描写を得意とする岩崎さんならではの、対象を形成するものすべて、それを取り巻くすべての動きの一瞬の変化を見事にとらえた作品ですね。オフィシャルサイトよりご覧ください。

Hiroshi Iwasaki






この記事に興味のある方はこちらもオススメです

溺死する男性を捉えたKerry Skarbakkaの写真シリーズ「Fluid」... ミネソタ州ダルースで生まれましたフォトグラファーKerry Skarbakka(ケリー・スカルバッカ)の2006年に制作された「Fluid」という写真シリーズをご紹介します。以前、「The Struggle to Right Oneself」という失敗動画のワンシーンを切り抜いたかのような写真シリー...
怪しいおかっぱ女。宮崎いず美のセルフポートレイトがかなりの中毒性... 宮崎いず美(Izumi Miyazaki)さんのセルフポートレイトがとても興味深いです。なんだろうかこのジワジワ来る感じ・・・なんとも不思議な魅力がありますね。日常?精神世界?宮崎いず美が何人も現れたり、独特の表情を浮かべたり、どこか歯車の合わない現実にいるような感覚を覚えますね。 宮崎さんは...
日本の美しさを捉える写真家・保井崇志が撮影する心震える風景... 保井崇志はメディア「RECO」の運営や写真ワークショップなど展開するフリーランスのフォトグラファーです。 京都、大阪、東京を中心にした日本の風景を捉えた写真があまりに美しく、普段気付かない日本の素晴らしさを教えてくれます。奥行きを感じさせる構図、遠近法やシンメトリックな画面からダイナミックでありな...
メキシコの洞窟プール「セノーテ」で撮影された水中写真の透明感が凄すぎて感動するレベル... Christian Vizlさんの水中写真をご紹介します。メキシコにある「セノーテ」をご存知でしょうか?「セノーテ」とは何百万年もの間、降り続いた雨が石灰岩の大地を溶かし洞窟になったもの。メキシコのユカタン半島の世界遺産シアンカアン保護区には推定7,000個近い「セノーテ」があるようです。 その「...
まるで夢の中のような世界。女流写真家サラ・ムーン(Sarah Moon)が捉えた幻想的な情景... フランス、ヴァーノン出身のフォトグラファーSarah Moon(サラ・ムーン)の写真作品をご紹介します。1960年頃は人気ファッションモデルだったのですが、モデルの仕事をしつつ、写真を撮り始め70年から写真家に転向します。 それ以降、ファッションだけでなく映画など制作も行い、1979年にはカン...
顔に酸を浴びせられた(アシッド・アタック)パキスタン女性たちのポートレイト集「Domestic Vi... スペイン出身の写真家Emilio Morenatti(エミリオ・モレナッティ)は報復により顔に酸を浴びせられたパキスタン女性たちを撮影しました。撮影された女性たちの顔は見るも無惨な状態になり何度も整形手術を受けてもなお、痛々しい表情を残しています。 プロポーズを断ったら、離婚するように夫に言っ...


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る