どんな意味が!?悪夢的な世界観を魅せるイタリアの芸術家Agostino Arrivabeneの絵画作品

こちらはイタリアの画家Agostino Arrivabene(1967-)の絵画作品です。グロテスクでエロティックな世界観を見せており、古典絵画への傾倒もあります。現れていくるイメージは、非現実的で、どこか異空間のような、どれも悪夢を見ているかのような怖い印象があります。

人体から植物が生えたり、体内の血管が噴出したり、作り出されるイメージの源泉はどこから来ているのでしょうか。そして、一体どんな意味があるのでしょうか。一度見たら忘れられないくらいインパクトのある作品ですね。ポーランドの画家ズジスワフ・ベクシンスキー(Zdzisław Beksiński )や「エイリアン」で知られるスイスの画家H・R・ギーガー(Hans Ruedi Giger)などを感じさせるかもしれません。ただ、Agostino Arrivabeneの場合、遠景と近景がはっきりと分かれることが多く、空間が限定的なのが、違いかもしれません。

また描かれた対象の存在感や絵画空間の重厚さは、Agostino Arrivabeneの画家としての力量を存分に示しています。古典絵画への傾倒は、テイストだけでなく、描く技術にも現れています。

Agostino Arrivabeneは絵画作品だけなく、彫刻やドローイング作品もweb上で公開しています。他の作品をご覧になりたい方はポートフォリオサイトをご覧ください。イタリアを中心に個展やグループ展などの展覧会が開催されていますが、ヨーロッパだけでなく、アメリカのニューヨークでも個展を開催しています。作品集もいくつか出ているようなので、気になった方はチェックしてみてください。






「Coniuctio」 油彩 2017

絵画

「homunculus」 油彩 2017

絵画

「Fulcro di Dio」 油彩 2017

絵画

「suiseki」 油彩 2017

絵画

「hospes comesque corporis」 油彩 2017

絵画

2010年頃の作品には幽体離脱したかのようなビジュアルの作品もあり、かなりゾッとするイメージが画面に定着しています。タイトルから推測すると、主題はキリストの復活だと思います。「死せるキリスト」というアンドレア・マンテーニャの作品にインスピレーションを得ているのかもしれません。

「resurrectio Christi III°」 油彩 2010

「Anastasis」 油彩 2010






Agostino Arrivabene: Vesperbild
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