ミヒャエル・エンデの父親であり画家のエドガー・エンデのシュルレアリスム絵画


ミヒャエル・エンデ(Michael Ende)(1929-1995)といえばドイツの児童文学作家で、「ネバーエンディング・ストーリー」として映画化された「はてしない物語」や、日本で根強い人気のある「モモ」などがとても有名ですね。

そのミヒャエル・エンデの父親エドガー・エンデ(Edgar Ende)(1901-1965)は、シュールレアリスム画家だということをご存知でしょうか。

エンデは1916年から1920年までアルトナ美術工芸学校に通いますが、1922年にガートルード・ストランクと結婚、4年後に離婚しています。彼は息子のミヒャエル・エンデが生まれたのと同じ年の1929年にルイーゼ・バーソロミューと再婚しました。

1930年代にエンデのシュールレアリストの絵画はかなりの批判的な注目を集めるようになりましたが、その後ナチス政府によって退化したとして非難されました。1936年以降、ナチスは彼が自分の作品を描き続けることを禁じました。1940年に彼は対空砲の操縦士として徴兵されています。

彼の絵画作品は約1200点あると推定されていますが、大部分は1944年にミュンヘンへの爆弾攻撃によって破壊されました。彼の残った戦前の仕事は非常にまれです。1951年、エンデはシュルレアリスムの創設者、アンドレ・ブルトンに出会い、彼を公式のシュルレアリストに宣言しています。

エンデの絵は息子の文章に大きな影響を与えたと考えられています。これは、Die Unendliche Geschichte(The Neverending Story)のYor’s Minroudのシュールな夢の絵画を描いた場面で推測され、ミヒャエル・エンデの著書「鏡の中の鏡(鏡のなかの鏡―迷宮)」の中で明示されています。「鏡の中の鏡」に掲載されている作品はすべて、エドガー・エンデの作品です。






「Genius Loci」 キャンバスに油彩, 1936年 89 x 119 cm

エドガー・エンデ絵画

「Der dunkle und der helle Engel」 キャンバスに油彩, 1946年 69 x 94 cm

エドガー・エンデ絵画

「Lazarus wartet」 1960年 キャンバスに油彩 89 x 120 cm

エドガー・エンデ絵画

「Der gefesselte Sturm」 1965年 キャンバスに油彩 80 x 105 cm

エドガー・エンデ絵画






「Das große Ei」 1962年 キャンバスに油彩 80 x 100 cm

エドガー・エンデ絵画

「Linie unendlich」 1951年 キャンバスに油彩 89,5 x 70 cm

エドガー・エンデ絵画

「Die Dürstenden」 キャンバスに油彩 1946年 88,2 x 117,3 cm

エドガー・エンデ絵画

「Die Ringmauer」 キャンバスに油彩 1932年 71 x 91 cm

エドガー・エンデ絵画






エトガー・エンデ画集
エトガー エンデ
岩波書店
売り上げランキング: 1,007,259

この記事に興味のある方はこちらもオススメです

ビアズリーの怪奇的幻想作品。25歳で夭折した光と闇の魔術師... オーブリー・ビアズリー(Aubrey Vincent Beardsley)(1872-1898)はイギリスの南東部の街ブライトンで1872年に生まれます。幼い頃から音楽の才能があり、7歳頃から絵を描き始めています。8歳頃から肺結核の兆候が現れますが、当時は、まだ治療法が確立されていないため、肺結核の...
【山下清】「裸の大将」で有名な放浪画家が貼絵で描いた花火... テレビドラマでとても有名な画家・山下清(1922〜1971)の花火をモチーフにした作品をご紹介。一瞬のきらめきを放つ花火がとても好きだったようで多くの花火の作品を描いています。これらの作品群は貼絵などの技法を使って描かれています。日本洋画界の重鎮で洋画家・梅原龍三郎も山下清のことを高く評価したそうで...
細密描写と鮮烈な色彩。ウィーン幻想派ルドルフ・ハウズナーの絵画作品... ウィーン幻想派は第ニ次大戦後の1960年代にウィーンを中心に始まった幻想絵画のグループで、ここで紹介するのは、ウィーン幻想派の中心人物であるRudolf Husner(ルドルフ・ハウズナー)の絵画作品です。 細密な描写と色彩豊かな絵画はとても有名で、無意識下の世界を魔術的ともいえる徹底した写実主義...
奇怪で奇妙。ウィーン幻想派の代表的画家エルンスト・フックスの禍々しい絵画作品... 1950年前後、ウィーン幻想派というオーストリアのウィーンに集まって古典絵画技法(油絵の具とテンペラを併用した混合技法)を再建させた一派がありました。そのウィーン幻想派の中の1人で、Rudolf Husner(ルドルフ・ハウズナー)と並んで代表的な画家で、中心人物のErnst Fuchs(エルンスト...
日本の人々を描いたCarl Randall(カール・ランダル)の作品シリーズ「日本の肖像」... Carl Randall(カール・ランダル)は、大和日英基金および文部科学省の奨学生として、日本で2006〜2009年東京藝術大学美術学部絵画科修士課程を、2009〜2012年には東京藝術大学美術学部絵画科を卒業してます。東京に在住している間に、多くの日本をテーマ、主に人物に焦点を当てた作品...
約110点の肖像の傑作が集結!!国立新美術館で展覧会「ルーヴル美術館展」が5/30から開催... 2018年5月30日(水)~2018年9月3日(月)の期間に「ルーヴル美術館展 肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」が国立新美術館が開催されます。本展は、「肖像芸術」の特質と魅力をひもとく本格的な展覧会で、ルーヴル美術館の全8部門―古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エト...


検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る