まさに超絶技巧。幕末・明治の金工師・正阿弥勝義の精緻過ぎる美術工芸品

正阿弥勝義(しょうあみかつよし)(1832~1908)の作品をご紹介します。正阿弥勝義は幕末~明治時代に活躍した金工師です。写実的な表現と精緻な彫金、豊かな質感表現で上品な作風が特徴的です。

正阿弥勝義の生きた時代は、金工師には厳しい時代で、明治維新の影響で金工師と藩主との雇用関係は解消され生活の保障がなくなりました。また、廃刀令により刀装具の
受注もなくなってしまいます。その中で、花瓶や香炉、彫像などを制作するに至ります。

万国博覧会に新しく、人々の度肝を抜く高い技術の作品を発表し、国内だけでなく、欧米でも非常に高い評価を得ることに成功しています。

まるで本物のような蝉や蛙。素晴らしいの一言です。1点の制作期間は半年から1年。長い時は、数年の歳月がかけられることもあるそうです。ぜひご覧ください。

以下のサイトにも多くの作品が紹介されていますので、合わせてご覧ください。

「幕末・明治の超絶技巧」 泉屋博古館分館 [旅行]
君は超絶技巧を観たか!悶絶正阿弥勝義






群鶏図香炉 拡大






鮟鱇花瓶

蓮葉に蛙皿






 
 
 

2013年2月13日に投稿された記事を再編集しています。

この記事に興味のある方はこちらもオススメです

至極のコレクションが一斉に展示!!【国宝】曜変天目茶碗が3館同時公開... 国宝に指定されている曜変天目茶碗3点が同時期の展覧会で展示されます。滋賀県甲賀市のMIHO MUSEUM、東京の静嘉堂文庫美術館、奈良国立博物館の3館で3月から6月の間の会期中に一斉に展示されます。それぞれの会期は以下。 滋賀県甲賀市:MIHO MUSEUMで2019年3月21日~5月19日 ...
「考える。益子の新しい伝統に向けて」展... ATELIER MUJI GINZA Gallery1では、MASHIKO Productとの協働による「栗の木プロジェクト」をスタートします。 「栗の木プロジェクト」は、イタリアデザインの巨匠、エンツォ・マーリ(Enzo Mari 1932~)との対話から生まれた取り組みです。「目先...
愛くるしい表情が堪らん。羊毛フェルトで作られた小さな動物たちが可愛い。ギュッとしたい... 羊毛フェルトを素材に針で刺しまるめて作る人形は「フェルティングドール」とも呼ばれており、手芸コーナーに行くと初心者向けにキットが販売されたりもしています。 サンクトペテルブルクに住むアーティストTatyanaが作るフェルティングドールは実によくできていて、表情の作り込み、特に目にガラスが使用さ...
イタリアの天才。甲冑師Filippo Negroliの超絶技巧... Filippo Negroli(フィリッポ・ネグロリ)(1510–1579)はイタリア、ミラノの甲冑師です。彼の父ジャン・ジャコモ・ネグロリ率いるネグロリ一家、弟ジョバンバッティスタとフランチェスコによる集団で、フィリッポはハンマーで金属加工しデザインする彫金の技術に長けていました。 当時から...
草花が埋め込​​まれた手作りのバングルが可愛い!!... 海外サイトetsyのショップ「ModernFlowerChild」でとても素敵なハンドメイドのバングルやイヤリングなどが販売されています。樹脂の中に本物のドライフラワーなどが入っています。 小さい頃に草花を編んでネックレスやブレスレットにして遊んだことがある人もいるかもしれません。とても乙女心...
なんて可愛い世界観!!幻想的でメルヘンチックなミニチュア作品「マーメイド ドールハウス」... こちらはアメリカのミニチュアアーティストPeter Gabel(ピーター・ガベル)が2015年に制作した「Mermaid's Dollhouse(人魚のドールハウス)」というミニチュア作品、ドールハウス作品です。 高さ約23cm、幅約18センチのこのドールハウスはバミューダ諸島のピンク色の浜辺...
     

SNSで更新情報を配信中!!