おもちゃで覆い尽くされた空間。パラモデルのプラレールを使った大規模なアート作品

「中野裕介/パラモデル」の作品をご紹介。「パラモデル」はパラレル、パラドックス、パラメーター、パラサイト、パラダイスなどの言葉を示唆する接頭語である「パラ」と、模型や設計図を連想させる「モデル」という二つの言葉による造語で作られた名前です。

主にタカラトミーのプラレールやおもちゃなどを使って空間を作り出すインスタレーション作品を得意としています。展示された空間全体に青いプラレールが敷き詰められ、様々な模様や図形がレールによって作られています。

何度か実際の展示を拝見したことがありますが、遊び心に溢れた素敵な作品になっています。

得意領域や趣向の異なるパラレルな2人が、互いの視差と関係性を生かし、メタフィジカルな「模型遊び」として、多様な形式で作品を制作。趣向の異なる林との協同・触発の中で、「極楽模型」や、様々な意味を含み持つ「パラモデル Paramodel」などの造語、玩具「プラレール」使用の発案、「終わらない工事現場」など、メタフィジカルな「模型遊び」の中での主な着想は、中野が概念化し、イメージとして拡張したものも多い。
描画-空間表現やテキストを軸に、文学・哲学・マンガ・建築・郷土文化・伝統芸能など、アートの近傍に横断的にアプローチ、交遊しながら、活動の幅を広げている。2017年より京都精華大学芸術学部特任准教授。国内外で展覧会など多数。

moriyu gallery









Paramodel (パラモデル)
Paramodel (パラモデル)
青幻舎
定価 ¥2,700(2017年12月3日23時6分時点の価格)

 
 
 

2013年2月16日に投稿された記事を再編集しています。

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