【10月12日〜】齋藤芽生「斎藤芽生とフローラの神殿」目黒区美術館

2019年10月12日より目黒区美術館で画家齋藤芽生さんの展覧会「齋藤芽生とフローラの神殿」が開催されます。緻密な描写で独創的な世界観を描き続けてきた齋藤芽生さんの初期作品含む約100点の作品が一堂に会します。

さらに齋藤芽生さんの作品に加え、植物図鑑の至宝と言われる19世紀「フローラの神殿」30点が同時に展示されます。「フローラの神殿」30点に、齋藤芽生さんの作品約100点が時代を越え呼応し合う壮麗な展覧会となります。

「美術と文学の間で揺れ動いていた若い私にとって、博物学への興味は新鮮なビジョンをもたらした。一枚で独立した絵画ではなく、言葉と複数の絵からなる博物図鑑として、ものごとの体系を表現するアイディアを得たのだ。観察対象は外界の自然物ではなく、「表立って語られることのないひそやかな人生の縮図」だった。」
このように作家が語る、制作初期の《毒花(どくばな)図鑑》や《日本花色考》には、花に託された思春期の心理が、図鑑のかたちで表現されています。やがて花のモチーフから離れ、箱型の団地の窓を扱う一連のシリーズが始動。自らが幼少期を過ごした団地の記憶を元に描いた《晒野団地四畳半詣(さらしのだんちよじょうはんもうで)》では、窓枠の奥に人々の気配が描かれます。そしてその後、窓のうちの居住者へ向けられていた作家の観察眼は、外へと向かいます。図鑑や窓といった形式から脱し、日本各地への旅を重ねながらイメージを収集した現実の記録と過去の記憶がモチーフとなった《密愛村(みつあいむら)Ⅲ・Ⅳ》や《野火賊(のびぞく)》。ここでは、ロードムービーの一場面をみるかのように、今も街道沿いに遍在する歓楽施設の跡地などが再構築されています。同時に、学生時代の作家にも刺激を与えたという植物図鑑《フローラの神殿》を展覧します。本作には、28種の花々の堂々たる姿が描かれるとともに、他に類を見ない詩的な背景描写がなされ、19世紀における世界へのまなざしを見て取ることができます。






齋藤芽生《徒花図鑑「間男蔓」》2008年

  

Photo ©Ken Kato Courtesy of gallery Art Unlimited

展覧会チラシ






線の迷宮〈ラビリンス〉Ⅲ 齋藤芽生とフローラの神殿

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